引っ越しや買い換えで、いざ処分しようと思ったときにその方法に困るのが本棚。
電子書籍が普及し始めた現代では、紙の書籍の需要が少なくなっているため、本棚を必要としない人が増えています。
粗大ゴミで処分しようとすると、自分で収集場所まで運んだりと、思ったより手間と費用がかかってしまうものです。
最近ではメルカリやジモティーなどのフリマサイトも増えてきました。しかし、あの大きな本棚がうれるのだろうか?売れてもどうやって相手に送ればいいのか?など問題点はたくさんあります。
そこで今回は、本棚の処分/引き取りについて詳しく説明していきます。
本棚の引き取りサービスとは?
本棚の引き取りサービスとは、家具を販売している小売店の提供しているものです。
家具を新たに購入すると不要な家具を引き取ってもらえます。
なかには無料で引き取りを行うお店もありますが、いくつか条件を満たさなければいけません。
ここでは6社の本棚引き取りサービスをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
ニトリの本棚引き取りサービス
ニトリでは購入した家具と同数量または同容量の家具の引き取りを行っています。
1注文につき4,400円で、大型家具が対象です。
新たに家具を購入した人向けのサービスなので、本棚の引き取りのみ利用することはできません。
離島など一部地域は対象外となっています。
- お届け先以外の場所で家具を引き取ってもらうことはできない
- 対象商品を購入した方のみ利用できる
- 配送前日や当日の依頼は対応不可
無印良品の本棚引き取りサービス
無印良品では対象商品を購入すると、同種かつ同数の不用品を引き取ってもらえます。
1点につき3,000円(税込)で、注文商品とサイズが違う場合でも対応してもらえます。
ただし、開梱設置・組み立てサービスなどの作業が発生する商品を注文した方のみ利用できるサービスなので、購入する商品によっては利用できません。
届け先と異なる住所から本棚を引き取ってもらうことはできないので注意してください。
- ネットストアのカートに「引き取り」のチェックボックスがある商品のみ対応可
- 届け先の地域によっては対応不可
dinos(ディノス)の本棚引き取りサービス
dinosでは東京都限定で、対象家具を無料で引き取っています。
対象の商品を新たにインターネットで注文した方のみが利用できるサービスです。
- 大物配送または特大物配送のマークがある商品のみ
- 家具引き取り1点につき税込69,800円以上の商品
- 購入した家具と同等・同数の家具の引き取り
IKEAの本棚引き取りサービス
IKEAでは家具の買取サービスを行っています。
買取を利用すれば、本棚を現金化できるので大変お得です。
本棚の買取は直接店舗まで持ち込むか、配送で店舗に送る方法があります。
IKEAの会員の方は買取価格が10%UPになるので、ぜひ活用しましょう。
- 3辺の合計が3.8mを超えるものは対象外
- IKEAで購入した本棚のみ対象
- ゆがみ、割れ、パーツ不足のある本棚は対象外
東京インテリアの本棚引き取りサービス
東京インテリアでは新しく購入した家具と同等・同数の家具の引き取りをおこなっています。
当日に本棚を回収してほしいと伝えても対応してもらえないので、家具を注文するときに必ず販売員の人に伝えましょう。
回収料金は本棚のサイズによって異なりますが、2,000円〜5,000円程度です。
青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、新潟県、長野県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、岡山県、徳島県、香川県、福岡県
大塚家具の本棚引き取りサービス
大塚家具では新たに家具を購入すると、有料で本棚を引き取ってもらえます。
購入した家具と同数、同等の商品に限定されているので購入する家具によっては引き取ってもらえないことがあります。
- 配送時に家具を引き取ってもらえる
- 本棚の中身は引き取ってもらえない
- 回収料金は500円〜3,000円(サイズによる)
引き取りできない本棚の処分方法4選
いらなくなった時に対処の方法がよく分からない本棚。
そんな本棚の処分方法は大きく分けて4つあります。
- 業者に依頼する
- リサイクルショップにお願いする
- 自治体に粗大ゴミとして処分してもらう
- フリマサイトなどを利用して売却する
それぞれ何となくやり方は知っているが、どの方法が一番良いのかよく分からない方も多いと思います。
そこで、今回はこれらを難易度別に分けて説明していこうと思います。
業者に処分を依頼する
4つの方法の中で1番難易度が低いのが専門の業者に引き取ってもらうことです。
多くの業者が自宅まで本棚を引き取りに来てくれるので、外に運び出したりなどの手間は一切かかりません。
本棚を処分する上で1番面倒な、移動させるということを全てやってくれるので、楽したい人や忙しい人におすすめです。
また、即日対応している業者がほとんどなので、処分すると決めてからすぐに処分することが出来ます。
やろうと思っているが、いつまでもそのまま放置ということはよくありますよね。
業者に頼んでしまえば、電話1本で当日に引き取りに来てくれるので、なかなか行動できない人にもおすすめです。
リサイクルショップで買い取ってもらう
次がリサイクルショップに買い取ってもらう方法になります。
これはもともと処分する予定だった本棚を買い取ってもらえるので、きれいな状態なので処分するのがもったいないと思う人や、なるべく費用をかけずに処分したい人におすすめです。
大手のリサイクルショップなら、自宅まで引き取りに来てもらえるので手間もかかりません。
ただしリサイクルショップだと、状態によっては買い取ってもらえなかったり、ほぼ値段がつかないこともあります。
自治体のゴミ処理場に持ち込む
3つ目が自治体に粗大ゴミとして処理してもらう方法です。
東京都の場合だと、手数料が400~2500円なので、回収業者を呼ぶよりはだいぶ安く済みます。
さらにネットや電話で簡単に依頼できるので、面倒な手続きは必要ありません。
しかし、地区ごとに決められたのゴミ処理場まで自分で本棚を運ばなくてはならないので、非常に手間がかかります。
また、捨てる曜日や時間の指定があるので、比較的時間があり、本棚のサイズもそれほど大きくない人におすすめの方法になります。
フリマサイトや売買サイトで売却する
最後に紹介するのがフリマサイトなどを利用して、売却することです。
リサイクルショップに買い取ってもらうよりも高値が付くことが多いので、4つの方法の中では1番お得な方法になります。
また、リサイクルショップでは買い取ってもらえなかった商品も出品できるので、とりあえず出品してみようと売りに出すことが出来ます。
しかし買い手が見つからないと、いつまでも売れずに残ってしまう可能性もあります。
また売れた後も、本棚を発送するために梱包したりと手間も多いことから、処分する際の難易度は高めと言えるでしょう。
引き取りできない本棚を買い取ってもらうポイント2選
本棚を買い取ってもらう際に、ひと手間加えるだけで、買い取り金額が一気に高くなることがあります。
長年愛用してきた本棚ならなおさら、ただそのまま買い取りの査定に出すのではなく、少しだけ手間を加えてから買い取ってもらったほうが、気分がスッキリするのではないでしょうか?
ここでは本棚を買い取ってもらいたい時の注意ポイントをご紹介します。
きれいに掃除をしておく
本棚を買い取ってもらう際の最大のポイントは、きれいに掃除しておくことです。
誰だってホコリがかぶっている商品は、価値が下がってしまう気がしますよね?
もちろん日頃からきちんと掃除しておくことに越したことはないのですが、業者に買い取ってもらう前にきちんと掃除しておくことで、買い取り価格が上がる可能性が高くなります。
また、傷やニオイ・汚れなども買い取り価格に影響するので、掃除をする際にはそれらの点をあらかじめ確認しておくことも大切です。
買い取ってもらえる業者を選ぶ
本棚を買い取ってもらう際、業者選びも非常に重要なポイントになります。
業者によっては、回収は無料でも処分するための費用を請求されたり、部屋から運び出すための追加料金がかかったりします。
業者の利益を考えても、全てを無料でやってくれる業者はまずいないと考えた方が良いでしょう。
後々トラブルにならないためにも、事前に引き取りにかかる金額を確認した上で、作業後には見積書を必ず発行してもらうことをおすすめします。
引き取りできない本棚を回収してもらえるおすすめ業者
思い立ったらすぐに行動しないと、なかなか処分できない本棚などの大型家具。
自分で運び出すのも面倒だし、売りに出しても買ってもらえるかが分からない…
そんな時、電話一本するだけでその日のうちに引き取りに来てもらえる業者がいたら楽ですよね?
そこで、今回は数ある回収業者の中から、ここに頼めば大丈夫というおすすめ業者を紹介します。
【おすすめNo. 1】KADODE
KADODE | |
主な対応エリア | 【関東地方】東京、神奈川、埼玉、千葉
【中部地方】静岡、愛知 【関西地方】大阪、兵庫、奈良 【中国地方】岡山、山口、広島 【九州地方】福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島 |
本棚の回収費用 | 10000円~ |
営業時間 | 24時間365日営業 |
お問い合わせ電話番号 | 0120-966-926 |
お問い合わせフォーム | https://kado-de.jp/contact/ |
口コミ評価 | ★★★★★/5 |
KADODEは全国19都府県対応という幅広いエリアで回収作業を行っている業者です。
そのため、依頼件数や口コミが他の業者と比べても圧倒的に多く、信頼度が高いことが特徴です。
24時間365日営業しているので、祝日でも気軽に引き取りをお願いすることが出来ます。
また、回収プランも種類が豊富なので、本棚のついでにまとめて他の家具の回収もお願いしたい人や、本棚のみの単品回収を希望する方にも、無駄な出費が無い最適なプランが見つかります。
定額プランには全ての費用が含まれているため、後で業者とのトラブルになりづらいこともポイントです。
- 業者に依頼するのが初めてで、どの業者が良いのか分からない方
- 急ぎで回収してほしい方
- なるべく回収費用を安く済ませたい方
おかたづけ110番
おかたづけ110番 | |
主な対応エリア | 東京、埼玉、神奈川、千葉、※一部茨城も対応可 |
本棚の回収費用 | 12000円~ |
営業時間 | 24時間365日 |
お問い合わせ電話番号 | 0120-911-107 |
お問い合わせフォーム | http://www.okataduke-110.com/app.html |
公式HP | http://www.okataduke-110.com/ |
口コミ評価 | ★★★★/4 |
おかたづけ110番は千葉を中心に関東を拠点とする回収業者です。
定額プランにすれば、基本料金や出張料金などが全て含まれているので、本棚のついでに他の家具も引き取ってほしい方におすすめです。
また平日に予約すると割引になるキャンペーンなどを積極的に行っているので、うまく活用すればさらにお得に引き取ってもらえます。
24時間365日営業であり、当日対応もしているので、忙しい方や時間の無い方も安心してサービスを受けることが出来ます。
- 回収してほしい家具が何点かある方
- 平日でも対応することが出来る方
- 忙しくて時間が無い方
すぐ回収ドットコム
すぐ回収ドットコム | |
主な対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、茨城、群馬、静岡、山梨 |
本棚の回収費用 | 4000円~ |
営業時間 | 7:00~23:00(365日営業) |
お問い合わせ電話番号 | 0120-953-053 |
お問い合わせフォーム | http://www.gominasi.com/contact/ |
公式HP | http://www.gominasi.com/ |
口コミ評価 | ★★★★/4 |
すぐ回収ドットコムは、東京と神奈川を中心として作業を行っている回収業者です。
「親切、丁寧」、「安心」、「臨機応変」、「リサイクル」、「ボランティア」の5つをモットーに利用した方から高い評価を受けています。
料金設定も他の業者に比べて安いので、サイズが小さい本棚などを依頼する際は非常に適しています。
また回収品のリサイクルとボランティアに力を入れているので、長年愛用した本棚や家具などを環境に優しい方法で処理してくれる点もおすすめのポイントです。
- 少量の回収をお願いしたい人
- 環境に優しい方法で処理したい人
- 回収料金を安く済ませたい方
本棚を業者に引き取ってもらうメリット
ここまでいくつかおすすめの回収業者をあげて説明してきましたが、まだいまいちお金を払って本棚を引き取ってもらうことに疑問や抵抗を覚えている方もいるかもしれません。
しかし、実際に本棚を業者に引き取ってもらう大きなメリットはいくつかあります。
そこでもう一度、そのメリットについてよく考え直してみましょう。
重たい本棚を運ぶ必要がない
これが業者に引き取ってもらうことの最大のメリットであると言えます。
一人でやろうとすれば、外に運び出すだけでも一苦労する本棚。売りに出すならば、梱包したり安全補強したりなどと、非常に面倒です。
しかし、これが業者を呼べば、スピーディーかつ安全に運び出してもらえます。
また、きれいに掃除をして、説明書などの付属品を揃えておけば買い取ってくれる業者もあります。
本棚を処分する上で1番手間がかかる作業を全てやってくれるので、メリットとしては十分すぎるほど大きいです。
電話一本で引き取ってもらえる
忙しい人や時間が無い人にとって、電話一本で引き取ってもらえるのは非常に魅力的なメリットだと思います。
電話やメールで見積もりを出してくれる業者もあり、プランの選択なども全て電話で選択出来るので、なるべく手続きの手順を少なくしたい人にとっておすすめです。
また、多くの業者が24時間365日対応なので、急に空き時間が出来て、今すぐに引き取りに来てほしいなどの要望にも応えてくれる可能性が高いです。
一人暮らしの方やご年配の方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
引き取りまで待つ必要がない
業者に引き取ってもらう最後のメリットが取引まで待つ必要が無いことです。
ネットオークションやフリマアプリでは、購入者が現れるまで待つ必要があり、どれだけ待てば良いのかも全く予測できません。
また、売られた後も、どこに発送するかなどの確認が必要なので、結果としてなかなか本棚を引き取ってもらえません。
その点、回収業者に依頼すれば、最低限の手順で取引を終わらせることが出来るので、思い立ったらすぐに行動に移すことが出来ます。
邪魔だと分かっていてもなかなか本棚を処分できない人は、ぜひとも一度この手軽さを経験して見てください。
本棚を業者に引き取ってもらうデメリット
もちろん、本棚を業者に引き取ってもらうことで発生するデメリットもあります。
結論から言うと費用です。
手軽さで言えば、業者にお願いすることが1番安全で確実なのですが、他の方法に比べて回収費用が割高になってしまう場合が多いです。
本棚を単品で回収してほしい方や小さめサイズの本棚を処分したい場合には、他の方法を使って処分するのも一つの手です。
料金が発生する可能性がある
回収業者に引き取りをお願いする場合は、基本的に料金が発生します。
引き取り代金は無料でも、処分代金がかかったり、出張料金がかかったりします。
業者によっては、それらの料金が全て含まれた定額プランが設定してありますが、これらのプランは大量に引き取ってもらうことを想定しているため、単品で回収してほしい方には割高な料金になってしまいます。
単品引き取りでも、買い取り価格が上回れば問題ないですが、基本的には料金は支払うものと考えておいた方が良いでしょう。
【まとめ】本棚を引き取ってもらおう!
いかがでしたでしょうか?
今回は本棚の取引/処分の方法4選として難易度別に紹介させていただきました。
最近はミニマリストが増えて、最低限のもので生活する人が多くなってきました。
自粛期間を機に断捨離してみようと思う方も多いと思います。
もし本棚や他の家具の処分に困っていましたら、まずは業者にお願いしてみましょう。
一度にまとめて引き取ってもらうと、一気に部屋が広くなり、気分転換をするにもちょうど良いですよ。