結婚の際に用意した婚礼家具も、長く使用しているうちに痛みが目立ち、もう少しコンパクトな家具に買い替えたい…と思われる方は少なくないでしょう。
とは言っても、婚礼家具は得てして大型で、自分や家族だけで簡単に処分できるような印象はありません。どのように処分すれば良いのか、ご紹介します。
大事な道具であるからこそ、最後はどうすればいいのかということを考えておきましょう。
婚礼家具の処分は難しい?
最近結婚された方には、婚礼家具についてなじみのない方も多いですよね。
かつては結婚の際、新居に移住する時に婚礼家具を揃えることが多かったのですが、現在は生活習慣の変化により、必ず用意するものとはいいがたくなっています。
しかし、普段使用している家具の中で、自分のものでなくとも、婚礼家具を使っている場合があります。そこで、婚礼家具とは何か?ということについて、まず説明いたします。
婚礼家具とは
婚礼家具とは、かつて、結婚する2人のうち、花嫁側の家族が用意するいわば「嫁入り道具」の一部を指します。実家から嫁入り先へ行く娘が生活に不便しないように、生活に密着した家具が選ばれます。
この家具は地域によってどんなものが贈られるかは差異があり、またこの風習自体が存在するため、決まりきった種類というものはありません。
強いて加えるのであれば、衣服や身だしなみなど、花嫁が今後の結婚生活で頻繁に使用するものが多いです。しかし、結婚の際に持たせる道具であり、今後の長い夫婦生活を健やかに暮らせるように、という思いが込められているものであり、一般的に高価・高品質のものが多くなっています。
婚礼家具の種類
婚礼家具は一般的に、タンス(洋服タンスや和タンス、整理タンス)が多く、次いで鏡台などがあります。
また、布団やベッド、食器棚など、生活に密着した家具が選ばれます。長年使用することを前提としているので、これらは大抵、頑丈に作られています。
また、結婚の際に用意するものなので、それらの意匠も豪華であることが多くなっています。また、その大きさも特徴です。タンス等の収納物が多い関係上、小型の婚礼家具というのは殆どありません。
この大きさが、現代の住居の小型化やクローゼットに代表される収納スペースの埋め込みと合致しなくなっています。よって、引っ越し等を行い、新しい住居に婚礼家具がうまく配置できない、といった事象がよく見受けられます。
婚礼家具の引き取り/処分方法6選
大きい・重い・かさばる婚礼家具を自分で処分することは必ずしも良い手段とは言えません。これから、婚礼家具について、大きく6つの処分方法を紹介します。
それぞれの方法について、メリット・デメリットがありますので、保有している婚礼家具や自身の希望により、どのような方法を取るか、検討してみてください。
【1】不用品回収業者に回収を依頼する
婚礼家具の処分方法として、まず第一に挙がる方法が、不用品回収業者へ処分を依頼することです。
不用品回収業者は物品の処分のプロであり、条件さえ合えば、申込を行ったその日に対象の処分を実施してもらえます。
また、婚礼家具、特にタンスは複数がセットになっていることが多いのですが、まとめて処分を依頼することができます。ただし、住居が高層階である場合や、搬出経路が複雑である場合は注意が必要です。費用の中に料金が追加されることがあり、
見積もりよりも高くついてしまう、ということがあります。また、回収業者に「一般廃棄物収集運搬業の許可」や「古物商の許可」等、営業に必要な資格を保有していない業者もまれにいます。
メリット
・申し込みから処分までが速い(即日も可能)
・複数の婚礼家具を一度に処分できる
デメリット
・搬入における作業が増えるごとに、料金の請求額が増加する
・業者に違法性がある場合がある
費用相場
10,000円前後
【2】引越しのタイミングで引き取ってもらう
処分のタイミングが引っ越しの時であれば、引越業者に婚礼家具の処分を依頼するのもいいでしょう。
引越の作業の一環として婚礼家具の処分を行うことができるので、他の方法に比べ、処分に係る労力が少なく済みます。
また、大手引っ越し会社では、婚礼家具の状態が良ければ回取り扱いとなり、値段が付くこともあります。
しかし、この方法は引っ越しを行う時にしか利用できません。また、不用品の回収は追加のサービスであり、引越業者が全社・一律で実施しているというわけではありません。
お住いのエリア・依頼する業者へサービス内容を確認する必要があります。
また、引越先に持っていく荷物と、引越スタッフの方に混同されないように整理することも重要です。
メリット
・他の方法に比べて手間が少ない
デメリット
・依頼できるタイミングが限られる
・業者によって対応の可否が異なる
費用相場
3,000円~5,000円
【3】解体して可燃ゴミとして処理
業者に頼らず、自分でゴミとして処分することも一つの手段です。自身で婚礼家具を解体し、一定のサイズ以下に分解すれば、可燃ゴミとして出すことができます。
もちろん、家具に解体にはハンマーや鋸、軍手等の道具が必要であり、解体には時間が必要であります。また、解体には一定の場所や騒音を気にしない環境が必要です。
コツとしては、外から解体していくのではなく、中の構造を取り払ってから、接合部を切り離していくように分解していくとこです。
もちろん、可燃ゴミとして処分するのであれば、費用はかかりません。また、普段使用しているゴミ収集所に出すだけなので、別のロケーションへ運ぶ手間もほとんど発生しません。
メリット
・処分に必要な費用が発生しない
デメリット
・時間・手間が他の手段に比べてかかる
費用相場
0円
【4】自治体に粗大ゴミとして回収してもらう
また、婚礼家具を解体せずとも、そのまま粗大ゴミとして処分する方法があります。粗大ゴミの処分方法は各自治体ごとにルールが定められていますが、一般的には、特定の受付センターに申し込みを行った後、コンビニ等で売られている処理券を購入、対象に張り付けた後に、処理センターへ持ち込むか、集積場所へ持ち込む、といった流れになります。
自分で処理を行うので他の方法に比べ、安価になっていますが、大抵、大型である婚礼家具を自分で運搬する必要があります。
また、処分の際には自治体の定める手順があるので、自分の自治体における窓口をあらかじめ調べておく必要があります。
メリット
・他の処分方法(可燃ゴミとして処理する場合を除く)より安価
デメリット
・婚礼家具を自分で運搬する必要がある
費用相場
・2,000円程度
【5】リサイクルショップに持ち込む
リサイクルショップでは、家具全般の買取を行っています。もしも対象の婚礼家具の買取が成立すれば、処分の費用が発生しないばかりか、買取値を受け取ることができます。
リサイクルショップに査定を依頼するためには、店頭に持ち込むか、出張査定を申し込む、といった手段が一般的です。婚礼家具はある程度の大きさがあるため、出張買取を依頼し、自宅で査定してもらうのがいいでしょう。
また、料金の有無は業者によってことなりますが、自宅まで婚礼タンスを受け取りに来てくれる場合が殆どであるため、運搬の手間が生じません。
しかし、対象の状態によっては、買取対象とならないことがあるでで、注意が必要です。
メリット
・費用が不要かつ、買取値が付く
デメリット
・買取が成立しない場合がある
費用相場
・0円(買取値は10%程度)
【6】知人や友人に引き取ってもらう
友人・知人に引き取ってもらうという手段もあります。昨今、婚礼家具そのものの需要は低くなりつつありますが、
それでも必要としている方であれば、譲った婚礼タンスも大切に使用してもらえるでしょう。
もちろん、友人・知人同士のやりとりになるので、金銭のやり取りは基本的に発生しません。
また、処分でも買取でもないため、煩雑な手続きも必要ありません。しかし、婚礼家具ほどの大型の家具を専門性のある業者を介さずやり取りする必要があるため、手間がかかります。
特に搬入経路の確保や必要に応じて養生を施すなど、あらかじめ運びこむ際の手順を確認しておきましょう。また、トラブルとならないよう、譲る相手にはあらかじめ婚礼タンスを
確認してもらいましょう。
メリット
・処分のための手続きや費用の発生がない
デメリット
・運搬経路の確保や建物内の建物への運び込みは自分で持ち込む必要がある
費用相場
0円
【簡単】電話一本で婚礼家具を引き取ってもらえる業者一覧
婚礼家具のような大型の家具は大型かつ重量があるため、自分で処分することは難しいです。また、このような収納家具の需要が低くなっており、買取の値段が付かないことも多くなっております。
処分手段の中では、不用品回収業者に処分を依頼することが最も簡単です。何より、不用品回収業者の中には、申し込んだその日に処分を実施してもらえる業者も存在します。
その中から数社、オススメの不用品回収業者を紹介いたします。
【おすすめNo. 1】KADODE
KADODE | |
主な対応エリア | 関東地方、関西地方、中部地方、中国地方、九州地方等19県 |
婚礼家具の回収費用 | 10,000円~15,000円(定額パック) |
営業時間 | 24時間対応(年中無休) |
お問い合わせ電話番号 | 0120-966-926 |
お問い合わせフォーム | https://kado-de.jp/contact/ |
公式HP | https://kado-de.jp |
口コミ評価 | ★★★★★/5 |
「KADODE」は関東地方・関西地方を中心とした活動圏を持つ不用品回収業者です。婚礼タンスの処分のケースでは、電話一本で簡単かつ無料で費用の査定を実施可能であり、場合によっては即日で引き取りを実施してもらえます。
また、婚礼家具は複数のパターンが多いのですが、「KADODE」はパック料金を設定しており、規定内、例えば軽トラック一台分であれば料金は一定というサービスを実施しているため、想定外に料金が膨れ上がってしまうということがありません。
また、「KADODE」は不用品回収業者専門業者であり、処分申請から処分実行まで、手続きが円滑であるという特徴があります。
- 可能な限り早く婚礼家具を処分したい方
- 回収の手間を抑えたい方
- 不動品回収業者への料金を抑えたい方
業者に婚礼家具を引き取ってもらうための知識
婚礼家具の処分において、不用品回収業者へ依頼することは、最も手軽かつ確実な手段ということができます。
また、婚礼家具の保存状態によっては、廃棄処分ではなく、不用品回収業者へ買取を行ってもらうことも可能です。しかし、婚礼家具は昨今の住宅事情、つまり物件と収納スペースが一体化している、という事実から、需要が低下しています。
これらの点を踏まえ、不用品回収業者へ依頼する際のメリット・デメリットをご紹介します。
業者に依頼するメリット
不用品回収業者へ婚礼家具を処分してもらうメリットとしては、まず第一にその手軽さを挙げることができます。対象の婚礼家具が処分対象、あるいは買取対象のどちらになっても、不用品回収業者であればまとめて処理を行ってもらえます。
また、そのスピードも魅力です。リサイクルショップへの売却等の他の処分方法と異なり、不用品回収業者は婚礼家具の処分そのものをメインの業態としています。
よって、これまで紹介した処分方法の中で最もスムーズに事を運ぶことができます。
上記にて初回した不動産回収業者のように、電話・メール等の相談から、物品の回収まで、何と1日で実施可能な業者も存在します。
業者に依頼するデメリット
不用品回収業者へ婚礼家具の処分を依頼する際には、デメリットも存在することを忘れてはなりません。
元々、現代においてかつてほどの需要が無い婚礼家具ですが、不用品回収業者における査定は、一般家庭の不要物品を買い取り、整備して販売する一連の流れを本業とするリサイクルショップより、低くなりがちです。
また、各不用品販売業者により、提供サービスがまちまちです。婚礼家具一つ一つに費用をつける業者、トラック一台分の処分品に費用をつける業者、といったように費用の見積もり方が画一化されていません。
一度、複数社へ見積もりを依頼し、自分のケースにおいてどの業者が、一番オトクか判断する必要があります。
婚礼家具を買い取ってもらえる場合の相場
不用品回収業者へ回収を依頼した場合も、婚礼家具の状態によっては、買い取りという選択をすることができます。ただし、婚礼家具は現在、市場にてそこまでの価値を持っていません。理由としては、まず第一にその大きさ・重さです。
運搬に手間がかかるうえ、省スペース化した現在の住居に入りきらないこともあります。また、同様の理由から、新しく婚礼家具を収納道具に使用したい、と希望する方もまれです。そして、買い取った先でも、その大きさから店舗のスペースを占めてしまい、他の商品を圧迫する困りの種になってしまいます。
以上の理由から、買い取り扱いとなり、値段がついたとして、定価の5%程度を目安に考えましょう。
【まとめ】婚礼家具を引き取り/処分するには業者への依頼がおすすめ!
不用品回収業者へ婚礼家具を処分してもらうことにフォーカスを当ててみましたが、いかがでしたでしょうか。
やはり、婚礼家具を手軽に処分するのであれば、この手段が一番でしょう。
簡単な査定であれば、電話にて処分してもらいたい対象の情報を伝えれば、大体の価格を示してもらえるところが殆どです。気になったらまず、電話・メールにてコンタクトを取ってみましょう。
とても簡単ですよ。